- 自分に合った整髪料を探している人
- いつもと違うスタイリング剤を探していたら、知らない名前ばかりで焦った人
- 初めて買うため、とりあえず種類と特徴を知りたい人
整髪料の種類と使い方
自分に合った整髪料を探すため、とりあえず種類や特徴などを調べている人は多いと思います。
整髪料とは髪や頭皮用の化粧品の事で、使用目的は下記の4つです。
- 髪型の固定
- 好みの髪質に見せる
- 頭皮や髪のケア
- 静電気の防止
スタイリング剤とも呼ばれ、種類によって特徴や適した髪型が変わってきます。
また、ツヤ感やキープ力の高い整髪料は油分が多く、洗い落とすのに苦労する場合があります。
落とし方については下記で詳しく解説しています。
それでは、整髪料の種類や使い方を解説していきます。
ヘアワックス
髪に束感や動きをつけたい時に使用する、メンズに人気の整髪料です。
種類がとても豊富で、大きく3つのタイプに分ける事ができます。
- ドライワックス(マット、クレイ)
- 油分が少なくツヤ感は出ないため、無造作ヘアなどの柔らかい質感になるのが特徴
- ファイバーワックス
- 繊維が入っている事でゴムのように伸びるため、セットしやすいのが特徴
- ソフトワックス(クリーム)
- ドライとファイバーの中間にあたる使用感で、クセがないためヘアスタイルを選ばない万能さが特徴
これら以外にも、他の整髪料と混ぜ合わせて作られるタイプもあります。
整髪料のことをワックスと呼ぶ人もいるくらい、最も使われているスタイリング剤の定番です。
ヘアワックスの使い方
- 適量を取り、透明になるまで指の間や手の平全体で伸ばす
- 生え際を避け、髪全体の中間から毛先にかけてワックスを馴染ませる
- 全体に付け終わったら、生え際も含めて細かくスタイリングして仕上げる
1回で使う量を少なくし、数回に分けて行うと馴染みやすくキープ力が高くなります。
また、詳しい使い方は下記の動画が参考になります。
ワックスの種類や理想の髪型でも変わるため、まずはいろんなやり方を試してみる事をおすすめします。
ヘアスプレー
男性や女性問わず人気で、スタイリングの仕上げとして使われる事が多いです。
下記のような種類があります。
- ハードタイプ
- スプレーしてからすぐに固まり、セットした後のキープ力を上げられるのが特徴
- アレンジタイプ
- 固まるまで時間があるため、つけてから髪を動かしてセットできるのが特徴
- グロスタイプ
- キープ力はなく、ツヤ感をだせるのが特徴
ハードタイプのスプレーは、付けすぎたり固まった後に触ることで白い粉がふきやすいです、
ヘアスプレーの使い方
- スプレーをよく振る
- ドライヤーのように、髪から20cm以上離して動かしながらスプレーする
- 髪に白い粉が付いた場合、指でつまんで毛先の方へ伸ばす
白い粉がよく出てしまう場合は、下記のページを参考にしてください。
ジェル
ツヤ感を出しつつパリパリに固まり、キープ力が高いのが特徴です。
ジェルは「水分が飛んだ時に固まる」という性質があるため、乾いた状態の髪につけるのは向いていません。
スタイリングする前に固まってしまうからです。
ワックスと混ぜて固まる時間を伸ばし、スタイリングしやすくしたジェルワックスなども売られています。
また、完全に乾いてからパリパリをほぐしたり、クシでとかすと白い粉が出やすいです。
ジェルの使い方
ジェルの場合は付ける前の、髪の水分量が重要です。
- 固めに仕上げる
- 髪の水分量が少ないほどハードに仕上がり、セットできる時間が短い
- 柔らかく仕上げる
- 髪の水分量が多いほどソフトに仕上がり、スタイリングしやすい
手の平に伸ばしてから、髪全体につけて髪型を整えます。
少量ずつ数回にわけて行うと、馴染みやすく持ちがよくなります。
グリース&ポマード
ツヤ感と束感を出しつつ、ジェルのように固まらないのが特徴です。
キープ力の幅が広く、弱い物はワックスなどと混ぜて調整する事もできます。
油性と水溶性の2種類があります。
- 油性ポマード
- ツヤ感と束感が強い代わりに伸びが悪く、使用感が悪いのが特徴
- 水溶性ポマード(グリース)
- ツヤ感と束感を抑える代わりに使用感が良く、洗い落としやすいのが特徴
現在は洗い落としやすい水溶性が主流で、油性はネットで探さないと見つけられないくらい少ないです。
グリースと水溶性ポマードは成分がほぼ一緒なので、同じ種類として扱われる事が多いです。
グリース&ポマードの使い方
ジェルのように髪を濡らす必要はなく、ドライの状態からでも使用可能です。
- 手に取り、指の間や手の平全体に伸ばす
- 髪全体の、中間から毛先につける
- 細かくスタイリングする
パウダー
パウダーとは粉を含んだ整髪料の事で、ツヤのないナチュラルな質感になるのが特徴です。
パウダーワックスは、ドライワックスに比べると固さがありません。
表現が難しいですが「風が強い日の夕方」のような髪質になります。
- パウダーワックス
- パウダーフォーム
- パウダーミスト
パウダーワックスの使い方
- 頭に適量を振りかける
- 髪に馴染ませながらスタイリングする
頭にふりかけを掛けるイメージです。
ヘアフォーム(ムース)
泡状で水分量が多く、乾きながら固まっていくのが特徴です。
「ムース」は資生堂の登録商標のため、他のメーカーの場合は「フォーム」という名前で売られています。
パーマを強調させるような使われ方が多く、下記のような種類があります。
- ウェット系
- パーマヘアと相性がよく、ツヤ感や束感を出せるのが特徴
- ハード系(ムースワックスなど)
- ツヤ感は少なく、キープ力が高いのが特徴
- ソフト系
- ゆるふわ系の髪型やナチュラル感を出したい人向けで、ウェットとハードの中間にあたる使用感が特徴
ヘアフォーム(ムース)の使い方
ポンプ式はプッシュするだけで良いですが、スプレーのような缶タイプは振ってから使用します。
- 泡を、手の平で軽く伸ばす
- 髪全体に揉みこむようにして馴染ませる
ヘアオイル
ヘアアレンジではなく、髪質をウェットやツヤのある質感にするために使用するのが特徴です。
ヘアオイルは、下記の3種類に分かれています。
- 植物性油
- 椿油、アルガンオイル、オリーブオイル、ホホバオイル、ボタニカルオイル
- 動物性油
- 馬油、スクワラン(鮫)、エミュー(鳥)
- 鉱物性油
- 植物性と動物性ではない物、例としてワセリンやベビーパウダー
植物性油と動物性油は、ヘアケアや頭皮ケアとして使われます。
2つを比べると動物性油の方が少し重めで、どちらもスタイリングにはあまり向いていません。
朝のヘアセットで使用する場合には、鉱物性油の方がツヤ感などを表現しやすく向いています。
ヘアオイルの使い方
付けた後にドライヤーをするかで、用途が変わります。
- ヘアケアや頭皮ケアとして使用
- 半乾きの状態で中間から毛先につけ、粗いコームでとかした後にドライヤーで乾かす
- スタイリングのために使用
- コテで巻いたりアイロンで髪型を作ってから、中間から毛先にやさしく揉みこむように付ける
種類によって、アイロンやコテ前に付けるタイプの物もあります。
こういったタイプではないのに先につけてしまうと、形が作りづらく何回もコテを使う羽目になるため注意が必要です。
また、付けすぎるとベタベタしやすいため、少量を小分けにして付けたほうが失敗が少ないです。
ヘアバーム
ヘアバームとは油脂の事で「常温の時に固体のヘアオイル」をイメージするのが分かりやすいと思います。
固体と言っても、ワックスとクリームの中間くらいの固さです。
手の平に取って伸ばすと、体温で溶けてヘアオイルのようなテクスチャになります。
セット力やキープ力は少なく、質感やヘアケア重視のスタイリング剤です。
ハンドクリームやリップクリームとしても使用可能
天然由来の原料のみで作られている物が多いため、肌にも使用できるのがメリットになります。
ヘアバームの使い方
- 手の平に乗せ、透明になるまで伸ばす
- 中間から毛先にかけて、揉み込むように付ける
- 手に残ったヘアバームは、ハンドクリームとして手の甲などにも馴染ませる
ヘアクリーム
セット力はなく、髪をキレイに見せるために使われるのが特徴です。
ヘアケアとして使うこともでき、保湿力が高いです。
乾燥して髪がパサついてしてしまう人や、ツヤ感をあまり出したくないという人に向いています。
ヘアクリームの使い方
- ヘアケアの場合
- タオルドライの後に中間から毛先に馴染ませ、コームでとかしてからドライヤーで乾かす
- スタイリングの場合
- 付けすぎないように、少量づつ手に取ってやさしく馴染ませる
ヘアミスト
ヘアミストはタイプによって、特徴が異なります。
- 香り付けタイプ
- 髪に匂いを付けるのが特徴で、ヘアフレグランスやヘアコロンと呼ばれる
- 寝癖直しタイプ
- スタイリング前に濡らす手間を省けるのが特徴で、ウォーターミスと呼ばれる
- ヘアケアタイプ
- ヘアケアとして使うのが特徴で、洗い流さないトリートメントのミストタイプと呼ばれる
ヘアミストの使い方
- 香り付け
- スタイリングが終わった後に、髪から離して直接つける
- 寝癖直し
- 先にブラシやクシでとかしてか付け、手やブラシを使って髪型を整える
- ヘアケア
- 風呂上がりのタオルドライ後、頭全体にプッシュして軽く揉みこんでからドライヤーで乾かす
ヘアグロス
ツヤ感のみを追加できるのが特徴で、キープ力やセット力はほとんどありません。
そのため、単体で使うというよりかは、他の整髪料と一緒に使う事が多いです。
ヘアグロスの使い方
アイロンやコテ、他の整髪料でスタイリングしたあとに使用します。
- 手の平に広げる
- 髪型を調整しながら、やさしく揉むように馴染ませる
カラースタイリング剤
整髪料にカラー染料が含まれている物で、1日だけ染めることが出来ます。
- カラーワックス
- カラースプレー
- カラームース
髪内部に色を入れる訳ではないため、ヘアカラーの用に痛むことはありません。
1日染めと呼ばれることもあり、シャンプーで染料を落とす事ができます。
メンズやレディースの髪型に合うスタイリング剤
整髪料と髪型には相性があります。
それぞれの髪型に適した整髪料を紹介します。
メンズや短髪向き
- ヘアワックス
- ヘアスプレー
- ジェル
- グリース&ポマード
メンズや短髪の場合、束感を出しやすい整髪料と相性が良いです。
そのため、キープ力やアレンジ力が高いスタイリング剤がおすすめになります。
ツヤ感がある仕上がりでキープ力も高く、なんと言っても珍しい無香料タイプになります。
ニオイは人により好みが分かれるため、自分は良くても周りに迷惑をかける事があります。
また、仕事やお葬式など、ニオイが好まれない場面でも使えるのが大きなメリットです。
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レディースや長髪向き
- ヘアフォーム(ムース)
- ヘアオイル
- ヘアバーム
- ヘアクリーム
- ヘアミスト
- ヘアグロス
- ヘアスプレー
髪の毛は、生えてからの時間に比例して傷みが増えます。
死滅細胞と言って、ダメージを受けても肌の傷のように細胞が治してくれないからです。
そのせいでレディースや長髪の男性などは、毛先に行くほどハリやコシがなくなっていきます。
そのため、質感重視の整髪料が適しています。
パサつきやすい毛先をカバーし、まとまったツヤ感のある髪質に近づけてくれます。
肌にも使えるため、手に残った場合はハンドクリームとして代用できます。
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中学生や高校生男子向き
- ツヤ感が少ない
- ニオイが少ない
- キープ力が強い
- 値段が安い
中学生や高校生は、整髪料をがっつり付けていると先生に注意を受ける学校もあるかと思います。
「スタイリング剤を付けてる感」を減らしつつ、運動などしても崩れないキープ力が必要です。
キープ力が高くツヤ感は少なめで、数少ない無香料タイプのヘアワックスになります。
40才の髪と宣伝してはいますが、スタイリング剤をつけている感を出したくない学生に適しています。
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50代60代の男性向き
- 薄毛部分をカバーできる
- ボリューム感を出しやすい
- ツヤ無し(マット系やクレイ系など)
加齢によって髪が細くなったり毛量が減るため、50代60代ではボリューム感が気になりやすいです。
そのため、ツヤ感のないものや、薄毛部分を隠せるような整髪料が向いています。
髪が濡れた時をイメージすると分かると思いますが、ツヤが多い状態の髪は薄毛が目立ちやすいからです。
ヘアセットはもちろん、薄毛をできるだけ目立たないようにするヘアスプレーです。
黒い粉末が髪1本1本に付着し、太くコーティングすることで本物のようなボリューム感を再現します。
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※2021年11月調べ
髪にいいダメージヘア向き
- キープ力が弱い
- ヘアケア重視
ブリーチやヘアカラーしているダメージ毛の場合、ハード系の整髪料だとセット中に引っ掛かりやすいです。
切れ毛がおきたり枝毛の原因にもなるため、ヘアアレンジよりもヘアケア重視の整髪料が向いています。
世界的に有名なオイルトリートメントで、整髪料としても使用する事ができます。
@cosmeベストコスメアワードの殿堂入りを果たすなど、日本人からの評価もとても高いです。
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まとめ
整髪料は大きく分けると12種類あり、それぞれを混ぜ合わせて作られた商品もあります。
また、同じ種類の中でもキープ力や質感は異なるため、選ぶ時は口コミなどで使用感を調べた方が安全です。
整髪料は「もう少し〇〇だったら」という事があるため、そういった時などに参考にしてみてください。