- 髪の毛を早く伸ばすために、どんな育毛剤を買うべきか悩んでいる人
- 女性用と男性用で何が違うのか気になっている人
- 育毛剤を使う時、坊主のメリットを知りたい人
育毛剤で髪を早く伸ばす事は可能か
髪を早く伸ばしたい時は、頭皮や髪に良い成分をつけたくなるという人が多いと思います。
そこで一番初めに思い浮かべるのが、毛を育てると書いてある育毛剤ではないでしょうか。
最近では育毛剤ではなく、違う呼び方をする商品もあります。
- トニック
- 育毛トニック、ヘアトニック
- ローション
- 育毛ローション、ヘアローション、頭皮ローション
- エッセンス
医薬部外品であれば育毛剤と考えて良いと思います。
医薬部外品とは、厚生労働省が許可した有効な成分が一定以上含まれている物の事です。
おそらく表記が「育毛剤」だと構えてしまう人が多いため、買いやすいように表記名を変えているのだと思います。
とにかく早く髪を伸ばしたい場合
髪の毛は毛包幹細胞や毛母細胞が分裂することで作られ、押し上げられるように伸びています。
髪の伸びる早さの上限は、遺伝などにより個人差があります。
その人の上限より、髪を早く伸ばす方法はありません。
しかし、髪が伸びるのが遅くなってしまう原因は多いです。
- 頭皮環境
- 栄養
- 血流
- ホルモン分泌量
これらの状態が悪いと、本来の髪の伸びる早さより遅くなってしまいます。
遅くなっている原因を改善できれば、本来の伸びる早さに戻る事で「今より早くなる」という事になります。
髪が早く伸びるようになるというのは「本来の伸びる早さに戻った」が正しい
そのため、とにかく早く髪を伸ばしたい場合、髪の成長に影響を与える要因を整える事が大切です。
例えば、サプリや食べ物で栄養を補ったり、成長ホルモンのため睡眠の質を改善するなどがあげられます。
髪を早く伸ばすために出来る事は、下記で解説しています。
育毛剤は環境を整えて成長を促す
育毛剤の主な目的は、髪を作る細胞が正常に働けるよう「環境を整える」事です。
そのために下記の有効成分などを配合しています。
- 毛母細胞の活性化
- 血管を広げて血流を良くする
- 頭皮環境を整える
- 脱毛の原因となるホルモンや酵素の制御
こういった有効成分で環境が整えられれば、遅くなっている状態から髪の成長を促すことに繋がります。
シャンプーより育毛剤を選ぶべき理由
育毛剤に含まれるような成分を配合したシャンプー剤もあります。
「髪を早く伸ばすシャンプー」などと呼ばれ、ドンキや薬局などの市販で売られています。
しかし、髪の成長を促す有効成分をつけたい時、シャンプー剤では非効率です。
育毛剤とシャンプー剤とでは、使用目的が違うことが理由になります。
- 育毛剤
- 頭皮に成分を塗布
- シャンプー剤
- 頭髪の汚れを落とす
頭髪の汚れを落とすと同時に成分を付着させるというのは、単純に効率が悪いです。
効率が良いならシャンプー剤で完結するため、育毛剤やトリートメントは売られていません。
そのため、髪の成長を促す成分をつけたいなら、シャンプー剤ではなく育毛剤を買うべきです。
女性用と男性用の違い
育毛剤の中には「女性用」や「男性用」と書かれた商品があります。
それぞれの違いは、簡単にまとめると下記になります。
- 脱毛の原因にもなる、女性ホルモンのエストロゲンに関係ある成分を配合
- 保湿効果が高い
- 脱毛の原因となる「DHT(ジヒドロテストステロン)」や「5-αリダクターゼ」を減らす成分を配合
- 皮脂の制御
頭皮を保湿している皮脂分泌量が男女で違うため、保湿するか皮脂を抑えるかという違いがあります。
20~74歳の男女300人の皮膚を調べた研究論文で、女性は加齢するほど皮脂分泌量が減るという結果があります。
Sebum production in male skin is always higher and stays stable with increasing age, whereas sebum production in women progressively decreases over lifetime.
【Google翻訳】男性の皮膚の皮脂産生は常に高く、年齢が上がるにつれて安定したままですが、女性の皮脂産生は生涯にわたって徐々に減少します。
出典元:Skin physiology in men and women: in vivo evaluation of 300 people including TEWL, SC hydration, sebum content and skin surface pH-PubMed
女性は歳を取ると乾燥しやすくなるため、女性用育毛剤は保湿成分が多い傾向にあります。
また、脱毛に対する成分が違うのは、男性と女性で「薄毛になる原因の割合」が異なるためです。
それぞれに多い薄毛の原因に合った有効成分が含まれています。
しかし、向いているというだけで、女性が男性用をつけても無意味ではありません。
女性ホルモンや男性ホルモンは、量が違うだけでお互いどちらも分泌されているからです。
そのため「女性はつけてはいけない」といった性別限定の育毛剤はありません。
育毛剤の一般的な使い方
育毛剤は主に2つの容器タイプがあります。
- スプレータイプ
- ノズルタイプ
どちらも直接頭皮につけ、指の腹で揉みこむようにマッサージしながら使用するのが一般的です。
使用目安は下記になります。
- 頭皮が乾燥しやすい人
- 朝と夜の1日2回
- べた付いたり汗を多くかく人
- 夜だけ
使用後にドライヤーで乾かすと成分が飛んでしまう可能性があるため、乾いてる髪への使用をおすすめします。
坊主は効率よく成分を塗れる
慣れていない初めのうちは特に、髪の毛に多く付いてしまう事があります。
育毛剤は頭皮につけないと意味が無いため、髪に成分が吸われてしまうのは勿体ないです。
そう考えると、坊主の人は効率よく成分を塗布することができます。
育毛剤に適した最強の髪型は「坊主」
ヘアアクセルレーターは伸びるのか
髪を早く伸ばす方法などをネット検索すると、ヘアアクセルレーターという商品が出てきます。
ヘアアクセルレーターは医薬部外品のヘアローション(育毛剤)です。
詳しい成分内容や使い方などは、下記で詳しく解説しています。
他の育毛剤同様、あくまで髪を作る細胞が正常に働けるよう「環境を整える」ことが使用目的です。
そのため、ヘアアクセルレーターを使用しても、必ず髪の毛が早く伸びる訳ではありません。
市販でも売られていて人気がある育毛剤
ヘアアクセルレーターのキャッチコピーは「髪を伸ばしたい人のヘアローション」です。
現在では、レモンライムの香りがあるシリーズとEXシリーズの2種類があります。
何回かリニューアルされており、初期シリーズの発売は約30年前のようです。
それから今現在でも売られていることから分かるように、とても人気が高いロングセラー育毛剤になります。
市販でも売られており、場所などについては下記で解説しています。
>>ヘアアクセルレーターの売ってる場所とは?【薬局など調査】
女性用に近いがメンズも使える
今現在出ているシリーズの中では「ヘアアクセルレーターEXフローラルアップル」がおすすめです。
他シリーズは有効成分が6種なのに対し、EXフローラルアップルには8種類も含まれているのが特徴です。
その有効成分の1つで、エチニルエストラジオールが含まれています。
これは女性ホルモンのエストロゲンに似ている成分で、抜け毛予防の育毛有効成分です。
そのため、どちらかと言えば女性用の育毛剤に近いかと思われます。
しかし、上でも解説した通り、女性用だとしてもメンズも使用する事ができます。

まとめ
とにかく早く髪を伸ばしたい場合、髪の成長に影響を与える要因を整える事が大切です。
育毛剤の主な目的は、髪を作る細胞が正常に働けるよう「環境を整える」事です。
そのため、育毛剤を使えば必ず早く伸びるようになる訳ではありません。
育毛剤に含まれるような成分を配合したシャンプー剤もありますが、非効率です。
シャンプー剤は頭髪の汚れを落とすことが目的のため、成分塗布の効率が悪いからです。