ヘアカラーが一週間で色落ちする原因とは?【別れの期間】ピンクなどブリーチ毛は早い

ヘアカラーが一週間で色落ちしてしまう原因 ヘアカラー
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  • 一週間も立たずに色落ちしてしまい、美容室に染め直しをお願いしようか迷っている人
  • 早い色落ちに対し、自分に落ち度がなかったか調べている人
  • ヘアカラーした後、やってはいけない行動を知りたい人
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ヘアカラーが一週間で色落ちする原因

ヘアカラーしてから一週間ほどで色落ちしてしまい、何が原因なのか調べている人は多いと思います。

美容室に染め直しをお願いするにしても、先に自分に落ち度がないか確認したい人も居るのではないでしょうか。

まず、色落ちしている状態というのは、髪で何が起きているのか解説していきます。

色落ちして明るくなる仕組み

ヘアカラーした時の髪の毛の内部の様子

ヘアカラー薬剤を塗ると髪内部に元々あるメラニン色素が分解され、そこに新しいカラー色素が作られます。

ヘアカラーの色落ちとは、この新しく作られたカラー色素が髪内部から減少する事をさします。

褪色(たいしょく)とも呼ばれ、髪内部から減少する原因は下記の2つです。

ヘアカラーが色落ちする仕組み

色落ちする2つのパターン
  • カラー色素が髪の外へ流出
  • カラー色素がダメージによって分解

色落ちするとなぜ明るくなるのか、その仕組みなどは下記で解説しています。

>>ヘアカラー後に色落ちして明るくなる理由とは?【だんだんに】

カラー色素が髪の外へ流出

ヘアカラーによって髪内部に作られたカラー色素は、地毛の色であるメラニン色素よりも吸着力が弱いです。

そのため、髪外部でフタの役目をしているキューティクルの隙間が開いている時は、外へ流出しやすいです。

キューティクルの隙間がひらく原因
  • 髪が濡れている
  • 髪の温度が高くなっている
  • 髪のpHがアルカリ性に傾いている

これらが当てはまるのが髪を洗う時で、シャンプーで色落ちすると言われる理由になります。

カラー色素がダメージによって分解

外部ダメージによってカラー色素が分解され、色落ちする事もあります。

カラー色素を分解してしまう原因は、下記の3つです。

カラー色素を分解する原因
  • 熱(高温)
  • 紫外線
  • 塩素(プールなど)

これらが髪内部のカラー色素に届いてしまうと色落ちしてしまいます。

そのため、上で解説したキューティクルの隙間が開いている時などは、とくにダメージによって色落ちしやすいです。

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ヘアカラーの色落ちする期間の目安

ヘアカラー業界の自主基準などを作成する「日本ヘアカラー工業会(JHCIA)」という団体があります。

JHCIAのホームページには、酸化染毛剤(ヘアカラー)の特徴として下記が書かれています。

黒髪を明るく染めるおしゃれ染めから白髪をしっかりカバーする白髪染めまであり、2~3か月間色持ちします。

出典元:JHCIA | ヘアカラーリング製品の分類(詳細)

しかし、色落ちする期間は、2~3か月よりも短いと感じている人の方が多いかと思われます。

  • 髪の状態
  • 染めた色
  • ヘアカラー後のケア

これらの影響で、ヘアカラーの色落ちする期間が大きく異なるのが現状です。

できるだけ長持ちさせる方法は、下記で詳しく解説しています。

>>ヘアカラーを長持ちさせる方法とは?【色を守る】

ヘアカラーが一週間で色落ちしてしまう原因について、解説していきます。

ピンクなどの暖色は本来落ちにくい色

ヘアカラーの色によって、色落ちのしやすさが異なります。

色落ちしやすいヘアカラー
  • 明るい色
  • 寒色(青みのある色)

アッシュ系やマッド系など

色落ちしにくいヘアカラー
  • 暗い色
  • 暖色(赤みのある色)

ブラウン系やオレンジ系など

髪色は色素量が少ないほど明るい色になります。

そのため、そもそも明るいヘアカラーは色素量が少なく、色落ちが早いです。

また、寒色と暖色では色素分子の大きさが異なります。

ヘアカラーの落ちにくい色と落ちやすい色の違い

寒色(アッシュ、マッド)
【色素分子が大きい】髪内部の深くまで色が入らない
暖色(ブラウン、オレンジ)
【色素分子が小さい】寒色よりも髪内部の深くまで色が入りやすい

この違いにより、アッシュなどの寒色系のヘアカラーは色落ちが早いです。

また、寒色か暖色かより、明暗差の方が色落ちへの影響は大きくなります。

その証拠に、ピンクは暖色ですが明るい(色素量が少ない)ため、色落ちが早いと言われます。

つまり

明るいヘアカラーは、とくに色落ちが早い

そのため、明るいヘアカラーを長持ちさせたい場合には、カラーシャンプーなどで対策する事をおすすめします。

>>カラーシャンプーとは?【3つの効果】

>>カラーシャンプーの使い方とは?【1から10まで】

一週間は髪表面付近の色素が落ちる期間

染めてから数日間は、タオルや枕に色移りする事があります。

これは、髪内部の表面付近にある色素が抜けやすいために起こる現象です。

表面付近に色をつけるカラートリートメントが、約一週間ほどで色落ちする事を考えると分かりやすいと思います。

カラートリートメントで染める場所

そのため、染めた後の一週間は、ある程度色が少し抜けて明るくなってしまいます。

つまり

ヘアカラー後の一週間は色落ちを感じやすい期間

また、「ヘアカラー後すぐは色素が定着していないため色落ちしやすい」という人が居ますが、それは間違いです。

その理由については、下記で詳しく解説しています。

>>カラーした次の日の朝にシャンプーして良い?【我慢不要】

ブリーチや染め直しのダメージが影響

ブリーチや染め直しを繰り返していると、髪外部に隙間ができやすくなる事で色落ちが早くなります。

カラー色素が流出しないよう髪外部の隙間を埋め、フタのような役割をしている物は下記の3つです。

髪外部でフタの役目をしている物
キューティクル
屋根瓦のように、1枚1枚が重なりながら髪の外側を覆っています。
CMC
キューティクルを髪に繋ぎとめる接着剤の役割があります。
コーティング剤(シリコン)
コンディショナーやトリートメントに含まれている事が多いです。

コーティング剤は、コンディショナーやトリートメントを毎日使用すれば維持できます。

しかし、キューティクルやCMCは傷ついたり減少してしまうと復活することはありません。

とくにCMCはダメージに弱く、下記のような原因で破壊されてしまいます。

CMCを減少させる主なダメージの原因
  • カラーやパーマで使用する薬剤
  • ドライヤーやアイロンなどの高温
  • 紫外線

CMCが減少すると接着力が低下し、キューティクルが剥がれる原因になります。

また、これらのダメージがキューティクルを変形させてしまう事も、髪外部に隙間ができる原因です。

そのため、ブリーチや染め直しを繰り返すと髪外部に隙間ができ、色落ちがとても早くなります。

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残留薬剤除去ができていない

ヘアカラーで染めた後は、髪内部に必ず薬剤の成分が残ってしまいます。

残留薬剤と呼ばれ、放置したままだと髪が傷んだり色落ちが早くなる原因になります。

ヘアカラー後の残留薬剤
残留アルカリ
髪のpHがアルカリに傾き、キューティクルの隙間が開きやすくなる
残留過酸化水素(残留オキシ)
髪内部に残っているとメラニン色素を分解し、ベースの髪色を明るくしてしまう

こういった残留薬剤の除去処理をしているかどうかで色落ちする期間に差がでます。

美容室によっては残留薬剤を除去するため、ヘアカラー後に後処理剤を使用します。

ただ、1回の後処理剤ですべて除去するのは難しいですし、そもそも残留薬剤の除去処理をしない美容室もあります。

そのため、ヘアカラーしてからの2~3日ほどは「アズスタイル 後処理剤 」での自宅ケアがおすすめです。

使い方は簡単で、シャンプーした後に塗布して2分放置後に洗い流すだけです。

洗浄力が強いシャンプー剤や濡れ時間

ほとんどの人は日常生活の「髪を洗う時」が最も色落ちしてしまう時間です。

髪が濡れてふくらむと外部のキューティクルに隙間が生まれます。

そこに、シャンプー剤の洗浄成分が加わり、カラー色素を洗い落としてしまうからです。

つまり

シャンプー剤の洗浄力が強いほど、色落ちを早めてしまう

そのため、すぐに色落ちさせないためには洗浄力の弱いものか、ヘアカラーしている人向けに作られたシャンプー剤を使うべきです。

特におすすめなのが「rasicaグロスシャンプー」です。

色のついたグロスで髪をコーティングし、色落ちを軽減しながらツヤのある髪に仕上げてくれます。

髪を染める訳ではないため、お風呂や手が汚れることなくストレスフリーで使用できます。

COOLタイプ
青みのある寒色系に染めている人向け(アッシュ系など)
WARMタイプ
赤みのある暖色系に染めている人向け(茶系など)
ヘアグロスシステムで色落ちゆるやかに

また、髪が濡れている時間に比例して、色落ちしやすくなります。

そのため、髪を洗うのはお風呂の最後にし、出たらすぐに乾かす事を徹底すべきです。

ヘアアイロンやドライヤーのダメージ

髪の温度が上がるとキューティクルに隙間ができてしまい、髪内部に熱ダメージが届きやすいです。

その熱ダメージにより、カラー色素が分解されてしまう事があります。

  • 毎日ヘアアイロンを使用している人
  • ドライヤーの温風を近距離で使っている人

こういった人は、ヘアカラーの色落ちが早くなります。

とくに、ヘアアイロンを毎日使用している人は、熱ダメージにより色落ちが早いです。

つまり

ヘアアイロンを使う場合は「髪型を取るか」「髪色を優先するか」の2択を選ぶ

ドライヤーについては、約15cm以上離して使用しないと髪が高温になりやすいです。

また、使用しているドライヤーの性能でも、ダメージ量などが変わってきます。

髪の毛の紫外線対策ができていない

強い紫外線はヘアカラー色素を分解してしまうため、色落ちを早める原因になります。

シンプルに髪を痛める原因でもあるため、肌だけでなく髪にも日焼け止めをする事が重要です。

髪と肌の両方に使える「ナプラ UVスプレー クリア」をおすすめします。

無香料のため、香水やスタイリング剤とニオイが混ざってしまうということがありません。

また、バッグに入れて持ち運べるコンパクトサイズなため、定期的な塗りなおしも行いやすいです。

そのうえ低価格なため、コスパがいい日焼け止めとして人気があります。

髪と肌の両方に使える日焼け止め

プールや海へ行くなら色落ちは覚悟

プールや海には、色落ちを早める原因が複数存在します。

プールや海にある色落ちを早める原因
髪が濡れるとキューティクルの隙間が開き、色素が流出したりカラー色素にダメージが届きやすくなります。
塩素
カラー色素を分解する働きがあるため、塩素が含まれている水で髪を濡らすと色落ちします。
紫外線
カラー色素を分解する働きがあり、髪が濡れている状態と合わさることで色落ちする量がふえます。

暑い時期に行く事が多いため、紫外線の影響が大きいです。

そのため、プールや海へ行くときは、ヘアカラーの色落ちを覚悟する必要があります。

1週間で色落ちするカラー剤の正体

約1週間ほどで、もとの髪色にもどると紹介されている染髪商品があります。

勘違いしやすいですが、それらはヘアカラー剤ではなくカラートリートメントです。

ヘアカラー
今ある髪の色素を脱色させ、髪内部に新たな色素分子を作る
カラートリートメント
脱色効果はなく、髪内部の表面付近に少しだけ色素を入れる。

髪の表面付近に少しだけ色素をいれるため、薄い色の透けるテープを貼ったような状態になります。

そのため、髪色の方が暗ければ、カラートリートメントでつけた色がほとんど見えません。

つまり

一週間で色落ちすると宣伝している染髪商品では、現在の髪色よりも明るくする事はできません

下記で詳しく解説しています。

>>一週間で落ちるヘアカラーとは?【短期間の髪染め】

まとめ

ヘアカラーと一週間ほどでお別れした場合、下記が原因になります。

  • 色落ちしやすいカラーで染めている
  • ブリーチや複数回の染め直しによるダメージで、髪外部に隙間ができている
  • 残留薬剤が残っている
  • 洗浄力が強いシャンプー剤や、髪が濡れている時間が長い
  • ヘアアイロンやドライヤーの熱ダメージを受けている
  • 髪の紫外線対策をしていない
  • プールや海に遊びに行ってしまった

ヘアカラーを長持ちさせたい場合、これらを意識して対策する必要があります。

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