地毛に戻す方法
ヘアカラーの手入れが嫌になったり、髪のダメージを一旦リセットさせたいという人は多いと思います。
「黒髪に戻したい」「ヘアカラーやめたい」という理由で、地毛に戻すための方法を探しているのではないでしょうか。
美容院に行く手間も省きたい場合は、下記のページを参考にしてください。
美容院での頼み方や予約の仕方
地毛に戻すため何をしたいかが決まっている場合と、そうでない時の2パターンの頼み方を解説します。
美容師さんにどう頼んだらいいのか分からない人は、以下の定型文を参考にしてみてください。
もし初めていく美容院であれば、必ず髪の履歴(カラーやパーマ回数)を伝える必要があります。
近くの良い美容院を探すのであれば「ホットペッパービューティー」がおすすめです。
また、地毛に戻す方法を美容師さんに相談する場合であっても、予備知識があった方が決めやすいです。
このページでは、地毛に戻す時にどんな方法があるのかを詳しく解説します。
経過によって最適な染め方が変わる
地毛に戻す時は、下記のような染め方が効果的です。
プリンが目立ちづらいデザインカラーとは、地毛とカラー部分の境目をぼかすようにする染め方です。
色持ち期間は、デザインカラーで染めた方が長持ちします。
地毛の色に合わせて染める場合、色落ちして明るくなった時にプリンのラインが見えやすいからです。
>>ヘアカラー後に色落ちして明るくなる理由とは?【だんだんに】
そのため、地毛部分がまだ短いうちは、デザインカラーがおすすめです。
デザインカラーでも黒ベースで出来る暗いトーンであれば、自然な仕上がりにする事も可能です。
また、地毛を早く伸ばしたい場合は下記のページを参考にしてください。
早く戻したいならショートに切る【全期間】
地毛に戻すまでの期間を早めたいのであれば、ショートに切るのが理想です。
ただ、髪の長さは一旦切ってしまうと、ヘアカラーのように短期間で戻すことは出来ません。
ロングヘアな人ほど覚悟が必要ですが、地毛に戻す期間はぐっと短くなります。
手入れが面倒で地毛に戻したいと考えている人は、選択肢に入るかと思います。
グラデーションカラーでプリン対策【前半~中盤】
地毛に戻す経過中の前半~中盤におすすめなのが、グラデーションなどのデザインカラーです。
グラデーションカラーとは、毛先にかけてトーンが段々に明るくなるヘアカラーの事です。
地毛との境界線に中間色が入ることでぼかされ、地毛が伸びてもプリン感が出づらいメリットがあります。
上2つの原因を抑えられるため、色や長さによっては半年ほど染め直しせずに過ごせます。
黒髪ベースで出来るような暗いトーンの方が色持ちがよいため、地毛に戻すときは落ち着いた色が最適です。
グラデーションカラーに染めることで、オシャレな状態のまま地毛を伸ばす事ができます。
ブリーチした髪を暗めに戻すにはローライト
次におすすめするデザインカラーは、ローライトです。
ローライトカラーとは髪全体より暗い色を、縦方向に細い毛束の筋ができるように染めるヘアカラーです。
そのため、明るくブリーチした髪を暗めに戻す場合、とくにおすすめです。
部分的に染めているため地毛とカラー部分の境目がはっきりせず、伸びてもプリン感が出づらいのがメリットです。
あえて全体を地毛色に染めるのではなく、ローライトのラインを入れる事で染め直しまでの期間を伸ばす事ができます。
派手な髪色で地毛に戻したいならハイライト
ハイライトとローライトの違いは、ベース全体の色との明暗差です。
髪全体よりも明るいラインを入れるヘアカラーが、ハイライトになります。
派手な髪色を楽しみつつ、地毛の色に戻したい場合におすすめです。
ハイライトと言っても、このようにデザインの種類は豊富です。
ハイライトを入れて地毛が伸びると、フェザーハイライトとして楽しめます。
外国人風カラーの定番バレイヤージュ
次におすすめするのは外国人風デザインカラーの定番、バレイヤージュです。
染め方は異なりますが、グラデーションカラーとハイライトを組み合わせたような見た目です。
派手なイメージがありますが、暗いトーンをベースにすることで落ち着いた大人な印象にする事もできます。
地毛とカラー部分の境目が不均一のため、根元が伸びてプリンが目立ちません。
ネットで検索してみると失敗例も多いため、美容院選びをしっかり行う必要があります。
ハイライトと間違われることがありますが、違いは毛先にかけてグラデーションになっているのがバレイヤージュです。
メッシュやグラッシュ
メッシュとは、ハイライトよりも太い縦ラインを入れるヘアカラーです。
不均一に間隔をあけて縦ラインを入れるのが一般的になります。
このメッシュにグラデーションカラーを合わせてものがグラッシュです。
見た目は、バレイヤージュの縦筋が太いイメージとなります。
メッシュやグラッシュも地毛とカラー部分の境界線がぼやけるため、プリンになりづらいメリットがあります。
地毛に合わせて染める【中盤~後半】
地毛部分が短い時でも可能ですが、色落ちして明るくなると境目がはっきりしてプリンが目立ちます。
とくにロングヘアの女性の場合、染め直しの頻度や手間を考えると経過の中盤~後半がおすすめです。
男性や女性のショートヘアであれば、手間などの差は考えずに好みで決めて良いと思います。
また、地毛の色が黒髪だとしても、人それぞれトーンが異なります。
ただ黒染めすればいい訳ではないので、キレイに染まるかは美容師さんの腕次第です。
地毛を伸ばすためにヘアアクセルレーターを併用
髪の伸びる限界速度は遺伝などによる個人差があり、それ以上早く伸ばす事はできません。
しかし、頭皮環境の乱れなどが原因で、本来の伸びる速さより遅くなっている事があります。
そのため、早く伸ばして地毛に戻したいのであれば、カラーと併用して髪が成長する環境を整えることが大切です。
髪を伸ばしたい人のヘアローションがキャッチコピーの「ヘアアクセルレーターEX」がおすすめです。
髪の成長をサポートする有効成分が8つも含まれており、頭皮環境を整える効果が期待できます。
詳しい有効成分などの効果は、下記で解説しています。
地毛の色に戻すまでの期間は何年か
地毛に戻すまでに掛かる期間は、「髪の長さ」と「髪の伸びる速さ」によって予測することができます。
髪の毛は1か月で平均1.2cm、1年だと15cmほど伸びます。
ショートヘア
ショートヘアは髪の毛先がアゴの位置よりも上の長さを指すため、平均的な顔の大きさを基準にすると分かりやすいです。
平均的な髪の伸びる速さと合わせて計算すると、ショートの地毛に戻すまでに掛かる期間は下記になります。
- ベリーショート(毛先が耳辺り)
- 約1年
- 毛先がアゴくらいのショート
- 2年掛からない程度
ミディアムヘア
ミディアムはアゴ~鎖骨あたりの髪の長さを指すため、平均的な顔の大きさと首の長さが分かると予測がつきます。
ミディアムの地毛に戻すまでに掛かる期間は、2年半くらいが目安です。
ロングヘア
ロングヘアは髪の長さが鎖骨より下の場合を指し、鎖骨に近い場合はセミロングと呼ばれます。
ミディアムに掛かる期間を参考にすると、ロングの地毛に戻すまでに掛かる期間は下記になります。
- セミロング
- 約2年半~3年
- 胸より下のロングヘア
- 3年半以上
期間を早めたい場合は、下記のページを参考にしてください。
「黒髪に戻したい」「ヘアカラーやめたい」理由で乗り切る
地毛に戻す場合、女性のショートヘアでも1年以上の長い期間を要することになります。
期間中に辞めようか迷った時は、「黒髪に戻したい」「ヘアカラーやめたい」理由をもう一度考えるべきです。
これらを一旦考え、その後で辞めるかどうかの選択をしたほうが後悔しないと思います。
まとめ
地毛に戻す方法は、経過によって最適な染め方が異なります。
- 地毛部分が短い
- デザインカラー
- 地毛がある程度伸びたら
- 地毛に合わせて染める
また、髪が短いほど地毛に戻すまでの期間が短くなるため、ロングの人ほどショートに切ることで時短になります。
地毛に戻すまでの期間はショートでも1年以上、ロングでは3年以上かかると思ったほうが良いです。
期間中に戻すのを辞めるか迷ったら、地毛に戻すきっかけになった理由やメリットを思い出してみてください。