カラーした次の日の朝にシャンプーして良い?【我慢不要】当日もお湯洗いに変更は不要

カラーした次の日の朝にシャンプーしたい場合 ヘアカラー
ヘアカラー
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こんあ人におすすめのページ!!
  • ヘアカラー後、いつからシャンプーをすべきか知りたい人
  • カラーした日は、お湯洗い(水洗い)で我慢するか迷っている人
  • ヘアカラー当日に汗をかき、髪を洗いたくなった人
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カラーした次の日の朝にシャンプーしたい場合

「ヘアカラーした当日はシャンプーを控えた方が良い」と、一度は聞いた事があるかと思います。

そして、次の日の朝は大丈夫なのかと、気になっているのではないでしょうか。

結論

洗うのを我慢して1~2日あけたところで、明確に色持ちがよくなる訳ではありません

色落ちする仕組みや原因を詳しく知りたい場合は、下記のページを参考にしてください。

>>ヘアカラーが一週間で色落ちする原因とは?【別れの期間】

洗っても良いか調べている人は、色落ちが早くならないかが心配だと思います。

たしかに、洗髪回数に比例してヘアカラーが色落ちするのは確かです。

しかし、実は良く言われる、ヘアカラー後にシャンプーまで何時間空けた方が良いというのは根拠が不明です。

だからこそ、美容師さん同士でも「空けるべき時間」について意見が分かれています。

また、ヘアカラー後は髪に薬剤が残留してしまい、それが色落ちの原因になります。

ただ、1~2日あけた所で、残留薬剤が自然に減る量はわずかです。

簡単に抜けてくれるなら、残留薬剤を減らすための後処理剤が作られる事はなかったはずです。

つまり

明確に色持ちが良くなるとは言えないため、ヘアカラー後に無理してシャンプーを我慢する必要はない

むしろ、頭皮トラブルを避けるためにも、不快感などがあれば洗うべきです。

髪は染め直せばいいだけですが、頭皮環境の悪化は将来性に関わってくる場合があるからです。

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ヘアカラー当日でもシャンプーを我慢してお湯洗い(水洗い)にしなくていい

結論

「ヘアカラー後に色素が定着するまで時間が掛かる」は間違っている

白髪染めやヘアカラー後は、しばらくの間シャンプーしない方が色持ちが良いというのが定説です。

しかし、あけるべき明確な時間は、美容師さんの中でも意見が分かれています。

ネット上で見つかるヘアカラー後のシャンプーまでの時間
  • 24時間~48時間
  • 48時間以内は、お湯だけで洗う
  • 24時間たてば、48時間空けても変わらない
  • 1週間
  • 当日にシャンプーしても良い

人によって時間はバラバラですが、あけるべき理由は大抵同じです。

  • 「ヘアカラーしてから、カラー色素が定着するまで時間が掛かると言われているから」
  • 「薬剤の影響で、髪が不安定な状態だから」

これらについて詳しく解説していきます。

カラー色素の定着とは

定着に時間が掛かると言いますが、そもそもカラー色素が定着するとはどういった状態の事なのか解説します。

カラー剤は以下の構成で出来ています。

ヘアカラー剤の中身
1剤
酸化染料
アルカリ剤
2剤
酸化剤(過酸化水素水)

カラー色素が定着するというのは、上記の薬剤によって髪内部に大きな色素分子が作られた状態の事です。

ヘアカラーの色素が定着するまで

薬剤を塗ってからしばらく放置し、定着した所でシャンプーするのがヘアカラーの流れです。

髪内部の隙間に大きな色素分子が挟まり、髪外側でキューティクルなどがフタとなって閉じ込めています。

色素分子が髪内部にできるまで
  • アルカリ剤と酸化剤が混ざることで酸素が発生し、メラニン色素(地毛色)を破壊
  • 発生した酸素と酸化染料が混ざることで、大きな色素分子が出来上がる

カラー色素が定着するまで時間が掛かるという事は、ヘアカラー後にも上記のような反応がおきている事になります。

また、髪内部にヘアカラー色素が「吸着」するまで時間が掛かると考える人もいるようです。

しかし、24~48時間かけて吸着するなら、薬剤を洗い落とす時のシャンプーで確実に色ムラになってしまいます。

薬剤が反応するのは髪が濡れている時

ヘアカラー後には必ず薬剤の成分が残り、これを残留薬剤と呼びます。

しかし、薬剤が化学反応を起こすのは髪が濡れている時だけです。

放置する時にラップを巻いたりするのも、「乾かさないため」というのが理由の1つとしてあります。

つまり

ヘアカラー施術後、髪が乾いた状態で反応を起こすことはない

そのため、残留薬剤によってカラー色素が定着するというのは無理があります。

そもそも残留薬剤は、施術後に後処理剤を使って除去すべきものです。

下記の残留薬剤により、ヘアカラーが色落ちする原因になってしまうからです。

色落ちの原因となる残留薬剤
残留アルカリ
髪のpHがアルカリに傾き、フタとして機能しているキューティクルの隙間が開きやすくなる
残留過酸化水素(残留オキシ)
髪内部に残っているとメラニン色素を分解して、ベースの髪色が明るくなってしまう

カラー色素の定着どころか、逆に残留薬剤のせいで色持ちが悪くなります。

さらに、過酸化水素には酸化作用があるため、残留していると頭皮の老化(白髪、抜け毛)に繋がってしまいます。

ヘアカラー後の残留薬剤を中和してくれるのが後処理剤です。

色落ち原因にもなる残留アルカリを中和

自宅での使い方は、いつものシャンプー後に塗布して2分ほど放置後に洗い流すだけです。

1回で全ての残留薬剤が無くなる訳ではないため、カラー後2~3日程は後処理剤を使うことを推奨されています。

また、ヘアカラー後に何もしてくれない美容室もあるため、行く場所はしっかり選ぶ必要があります。

空気酸化の可能性

残留アルカリと残留オキシを除去したあと、酸化染料だけが髪に残ったとします。

酸化染料は酸素と結びついて大きな色素分子を作りますが、アルカリとオキシが無い場合は酸素が発生しません。

では、空気中の酸素で代用できないかと考えますが、それは無理です。

理由
  • 薬剤が反応を起こすのは、髪が濡れている時だけだから
  • 髪内部に空気中の酸素が出入りするというのは考えづらい

昔は空気酸化で色が定着すると言われていたらしいのですが、現在では否定されています。

パーマ後に空気酸化で固まる事を期待し、シャンプーまで時間を空けると言うのも間違いです。

空気酸化が期待できるのであれば「しばらくウェットの状態で過ごしてください」という話が出てくるはずです。

そのため、空気酸化によるカラー色素の定着は、期待できません。

カラー後の定着時間を研究した論文はない

念のため、ヘアカラー後の髪にカラー色素が定着するまでの時間を研究した、データや論文がないか調べてみました。

論文を探したサイト一覧

しかし、ヘアカラーで染め終わったあとに、髪に定着するまで時間が掛かるといったデータはありませんでした。

ヘアカラーの基準などを決めている「JHCIA 日本ヘアカラー工業会」にも、そういった説明はありません。

また、カラー剤の説明書に「使用後、シャンプーまで時間をあけた方がいい」と書かれている物を見た事がありません。

これらすべての事から

「ヘアカラー後に色素が定着するまで時間が掛かる」は否定される

そのため、カラー当日にシャンプーを我慢したり、お湯洗い(水洗い)に変更する必要はないと言えます。

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残留薬剤の影響

ヘアカラー後、髪の状態が不安定というのは「残留薬剤が残っている状態」を指します。

上でも少し解説しましたが、ヘアカラーしてから間もないほど髪に残っている残留薬剤の量は多いです。

そのため、残留アルカリの影響によりキューティクルの隙間が開きやすく、わずかに色落ちしやすいのは確かです。

残留量はヘアカラー剤の種類(アルカリ剤にモノエタノールアミンが含まれていたかなど)で上下します。

モノエタノールアミン 不揮発性のためニオイは少ないが、毛髪への残留が多い。

出典元:ケミカル講座 vol.2「パーマのしくみ・基礎知識(2)」|デミ コスメティクス

モノエタノールアミンが含まれていない場合、揮発性の高いアンモニアなどのため残留量は少ないです。

美容室ではアンモニアと「炭酸水素アンモニウム」「アルギニン」を合わせた薬剤が多いようです。

例えば

業務用で人気の、ミルボン(オルディーブ)やナプラ(ナシード)など

しかし、どちらにせよ1日2日あけたとしても、色落ちに大きな変化はありません。

モノエタノールアミンでも、24時間~48時間あけたところで自然に減る量は少ないからです。

簡単に抜けてくれるなら、残留薬剤を除去する後処理剤が作られる事はなかったはずです。

ケア方法などで変わりますが、モノエタノールアミンは数週間かけて自然に抜けていきます。

つまり

当日にシャンプーしてしまった場合と時間を空けた場合とで、残留薬剤による色落ちへの影響は「わずか」

そのため、カラーした日にシャンプーを我慢したり、湯シャン(水洗い)に変える必要はないと言えます。

色落ちを防ぎたいのであれば、いつからシャンプーするかよりも残留薬剤に目を向けるべきです。

ヘアカラー後2~3日ほどは「アズスタイル 後処理剤 PH.CONTROL-BF」での自宅ケアをおすすめします。

自宅での使い方は、いつものシャンプー後に塗布して2分放置後に洗い流すだけです。

色落ち原因にもなる残留アルカリを中和

また、美容室によってはカラー後しっかり残留薬剤除去をしてくれるため、サロン選びも重要です。

除去処理をすれば、残留薬剤の影響がさらに少なくなります。

ヘアカラーを長持ちさせる方法は、下記で詳しく解説しています。

>>ヘアカラーを長持ちさせる方法とは?【髪色キープ】

髪染めた日に湯シャンをして、トリートメントだけ付けるのは注意

皮脂と皮脂腺の様子

1日に何度も髪を洗うと、頭皮の保護や保湿をしている皮脂を取り除きすぎてしまいます。

そうすると頭皮が乾燥してしまい、かゆみやフケの原因です。

白髪染めやヘアカラー時に必ずシャンプーをするため、当日に家で洗うと1日に2回も洗髪する事になります。

そのため、とくに乾燥肌の人は、髪を染めた日は湯シャンにした方がいいと思います。

>>湯シャンのやり方とは?【トリートメントは必要か】

ただ、ヘアカラーしてから時間が立っていたり汗をかいた場合などは、シャンプーを我慢する必要はありません。

注意

湯シャンにした日にトリートメントだけすると、べたつきやすいので注意

皮脂は頭皮だけでなく、髪にも行き渡っています。

湯シャンにして皮脂が多めに残った状態でトリートメントすると、髪の油分が過剰になる可能性があります。

そのため、トリートメントだけ付けるかは、湯シャンする前の髪の状態が目安です。

明らかにパサついているようならトリートメントを使用し、そうでなければ必要ありません。

24時間後や3日など、いつからよりもケア方法が大事

上で解説した通り、シャンプーするのは24時間後や3日空けるべきかよりもケア方法に力を入れるべきです。

髪を洗う度にヘアカラーは色落ちします。

そのため、髪を洗うときに使用する、シャンプー剤やトリートメント選びが重要です。

カラー後におすすめのシャンプーとトリートメント

ヘアカラーを長持ちさせたい場合、髪に少しだけ色を補うことができるカラーシャンプーが効果的です。

しかし
  • 髪がキシみやすい
  • お風呂場や手が汚れるのがストレス

>>カラーシャンプーとは?【3つの効果】

こういったデメリットが嫌で、カラーシャンプーをあまり使いたくないという人も多いと思います。

そういった人におすすめなのが「rasicaシースルーグロスシャンプー」です。

色のついたグロスで髪をコーティングし、色落ちを軽減しながらツヤのある髪を目指します。

髪を染める訳ではないため、お風呂や手が汚れることなく普段使いもできます。

COOLタイプ
青みのある寒色系に染めている人向け(アッシュ系など)
WARMタイプ
赤みのある暖色系に染めている人向け(茶系など)
ヘアグロスシステムで色落ちゆるやかに

せっかく髪を染めても、適当にシャンプー剤を選んでいるせいで色落ちが早いのは勿体ないです。

ヘアカラーの色落ちが早いと感じている人は、今すぐシャンプー剤やトリートメントを見直すべきです。

下記はガールズハッピースタイルという番組で、カラーグロスシャンプーが紹介された動画です。

洗い方の注意点

ヘアカラーをした後だからと言って、普段の洗い方と気をつける部分に違いはありません。

髪を傷ませない洗い方と、色落ちを防ぐ洗い方は同じだからです。

>>正しい髪の毛の洗い方とは?【下向き上向き問題】

シャンプーで気をつける事
  • お湯の温度は36度が目安
  • 強くゴシゴシ洗わない
  • できるだけ髪が濡れている時間を短くする

アイロンするなら色落ち覚悟

洗髪だけでなく、アイロンの熱や紫外線でも色落ちします。

カラーした次の日でも2日後でも、アイロンによる色落ち度合いが明確に変わる訳ではありません。

ただ、アイロンによる高温はカラー色素を分解しやすいため、行うなら色落ちする覚悟が必要です。

>>ヘアカラーが一週間で色落ちする原因とは?【別れの期間】

まとめ

よく言われる「ヘアカラー後にカラー色素が24~48時間かけて定着する」は間違っています。

ただ、ヘアカラーしてから間もないほど、残留薬剤の影響で色落ちしやすいのは確かです。

しかし、1日2日程度の時間をあけたとしても自然に減る量はとても少ないため、明確な差は出ません。

ヘアカラー当日でも、汗をかいたりしてシャンプーをしたくなったら我慢する必要はないと言えます。

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