ブリーチやめたい時の戻し方
染め直しの手間が掛かり髪質もひどくなったため、ブリーチをやめたいと考えている人は多いと思います。
ブリーチ部分がなくなるまでの流れを、ネットで探しているのではないでしょうか。
ちなみに男女問わず、異性にモテる人気の髪色は「黒髪」のようです。
ブリーチで傷んだ髪からの戻し方を解説します。
黒染めしてもすぐ茶髪になる理由
髪には「キューティクル(髪外部)」「コルテックス(髪内部)」「メデュラ(中心部)」の3層があります。
それぞれの層同士やキューティクル1枚1枚を、CMCが接着剤となって繋ぎ止めています。
ブリーチ剤とは、髪内部にあるメラニン色素を破壊するための薬剤です。
メラニン色素は2種類あり、量やバランスによって地毛色が決まります。
ブリーチ剤でメラニン色素が減る事で、画像のように髪色が変化していきます。
破壊されたメラニン色素は復活しないため、一度ブリーチした髪が地毛色に戻ることはありません。
ブリーチ剤のダメージは強く、キューティクルが変形したりCMCが多量に減少する原因になります。
髪外部に隙間ができる事になるため、ヘアカラーで髪内部に色素を入れても留める事が難しくなります。
ブリーチで明るくした髪を暗い色で染めても、すぐに色落ちして明るい茶髪になるのはこのためです。
キューティクルやCMCは、一度でも破壊されると復活する事はありません。
ブリーチを完全にやめたい場合、地毛を伸ばして傷んだブリーチ部分を切るしかないという事です。
早くブリーチ部分をなくしたいのであれば、同時に髪を早く伸ばす事も考えるべきです。
暗い色で染めて色落ちするまでの期間
- 髪のダメージ具合
- ヘアケア方法
同じブリーチ毛であっても、こういった違いにより暗い色が色落ちするまでの期間はバラバラです。
あえて答えるなら、ヘアブリーチしていない場合の半分以下が色落ち期間の目安です。
日本ヘアカラー工業会では、ヘアカラーの色持ち期間は下記のように説明されています。
黒髪を明るく染めるおしゃれ染めから白髪をしっかりカバーする白髪染めまであり、2~3か月間色持ちします。
出典元:JHCIA | ヘアカラーリング製品の分類(詳細)
また、暗く染めるためのヘアカラー剤にも、実はブリーチ作用があるため注意が必要です。
>>ヘアカラー後に色落ちして明るくなる理由とは?【だんだんに】
そのため、ただ暗い色に染めてブリーチから戻そうとすると、とても手間が掛かってしまいます。
プリン対策はどうするべきか
ブリーチをやめるために地毛を伸ばす際、問題となるのがプリン対策です。
ブリーチした髪は色落ちが早いため、暗く染めてもすぐに明るくなってプリン状態になります。
男性や女性のショートでも地毛に戻すまで数年掛かるため、何もしないと小まめに染め直すはめになります。
上2つはブリーチしている髪であれば、仕方がない部分でもあります。
対策としては、地毛とブリーチ部分の境界線をぼかす方法がおすすめです。
プリンの境目をおしゃれにぼかすカラー
プリンの境目をおしゃれにぼかす方法は2つあります。
これらの対策をしておくことで、地毛が伸びたり色落ちしてもプリンが目立ちづらくなります。
おしゃれに境目をぼかせるデザインカラーを紹介します。
全頭ブリーチからならグラデーションかローライト
まず1つ目はグラデーションカラーです。
毛先にかけて段々に明るくなる髪色で、地毛とブリーチ部分の境目に中間色が入ります。
2つ目はローライトです。
全体の髪色より暗い色で、縦筋の毛束を作るように染めるデザインカラーです。
あえて全部暗い色で染めるのではなく、縦筋を入れる事でおしゃれにプリンをぼかす事ができます。
とくに前頭ブリーチしていた人は、境目ラインが一直線に揃って色落ち後のプリンが目立ちやすいです。
これらで染めておくと、境目がぼかされて長持ちするようになります。
ブリーチ部分がなくなるまでの流れ
ブリーチ部分がなくなるまでは、下記の流れがおすすめです。
- 前半~中盤
- 地毛部分が短いうちは、暗いトーンのグラデーションかローライトで染める
- 中盤~後半
- 地毛が伸びてきたら、ブリーチ部分だけ地毛の色に合わせて染める
美容室での頼み方などは下記で解説しています。
地毛部分を茶髪に染め、その色に合わせてブリーチ部分を染めることも可能です。
男性や女性のショートであれば、中盤~後半スタートでも手間はさほど変わらないと思います。
期間を短くしたいなら育毛剤の併用
髪の伸びる限界速度は遺伝などによる個人差があり、それ以上早く伸ばす事はできません。
しかし、頭皮環境が悪いことなどが原因で、本来の伸びる速さより遅くなっている事があります。
当然ですがブリーチ剤やヘアカラー剤は、頭皮にとって良い物ではありません。
髪を伸ばしたい人のヘアローションがキャッチコピーの「ヘアアクセルレーターEX」がおすすめです。
髪の成長をサポートする有効成分が8種類も含まれています。
有効成分の効果など、ヘアアクセルレーターについては下記で詳しく解説しています。
セルフで染めるときはカラーバター
美容院に行く手間を省きたいという人は多いと思います。
もしセルフでブリーチをやめたい場合、「カラーバター ココアブラウン」がおすすめです。
カラーバターとは、有限会社クリップジョイントから発売されているカラートリートメントです。
詳しくは下記で解説しています。
セルフの場合、ブリーチ部分にだけヘアカラー剤を塗るというのは難しいです。
そのため、地毛についても問題ないカラーバターなどが適しています。
色の種類も豊富で、暗くしたい場合は下記の3つから選ぶのが無難です。
- ココナッツブラウン
- オレンジ系のブラウン
- ココアブラウン
- 黒に近い濃いアッシュ系のブラウン
- ダークシルバー
- 光に当たるとほんのりアッシュ
地毛色やブリーチ部分の明るさにもよりますが、「カラーバター ココアブラウン」なら幅広く対応できると思います。
黒寄りの茶色のため、日本人に多い地毛色に近いです。
まとめ
ブリーチをやめたい場合、地毛を伸ばしてブリーチ部分を切るしかありません。
普通に暗く染めるとすぐにプリンになってしまうため、地毛との境目をぼかす対策をすべきです。
グラデーションやローライトがおすすめで、プリンによる染め直し期間を長持ちさせる事ができます。
そして地毛が伸びたらブリーチ部分だけ暗く染め、最終仕上げするのがおすすめの流れです。