白髪を抜くのが楽しい理由とは?【やめられない】毎日探して抜きすぎる人は抜毛症かも

白髪を抜くのが楽しい理由 白髪
白髪
当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。
こんな人におすすめのページ!!
  • 「白髪を抜く」と検索したら、候補に「楽しい」と出て気になった人
  • 暇な時、つい癖で白髪を抜いてしまう人
  • 白髪を抜くのが楽しいと感じる人は、体内で何が起きているのか知りたい人
スポンサーリンク

白髪を抜くのが楽しい理由

「白髪を抜くのは良くない」が定説です。

>>白髪を抜くメリットとデメリットとは?【決めるのはアナタ】

しかし、それを分かっていながら、見つけたら抜いてしまうという人は多いと思います。

中には楽しいと感じ、癖になってしまっている人も居るようです。

なぜ白髪を抜くことが癖になったり、楽しいと感じてしまうのか理由を解説していきます。

白髪に嫌悪感がある人ほど楽しい

白髪を抜くのが楽しいと感じるのは、脳の神経伝達物質であるドーパミンの影響が考えられます。

ドーパミンは脳が感じる「快楽」や「喜び」を調整しており、幸せホルモンとも呼ばれます。

神経伝達物質の一つで、快く感じる原因となる脳内報酬系の活性化において中心的な役割を果たしている。

出典元:ドパミン | e-ヘルスネット(厚生労働省)

少し前までは目標達成後や報酬を手に入れた後にドーパミンが分泌され、快楽を感じると考えられていました。

しかし研究が進み「目標達成のために考えたり行動する時」に分泌される事が判明しています。

参考:Dopamine in motivational control: rewarding, aversive, and alerting – NCBI

また、達成後の報酬が大きいほど、ドーパミンの分泌量が多いです。

白髪を抜く行動にあてはめると「白髪がないヘアスタイル」が達成報酬となります。

白髪がない方が良いと思っている人ほど、ドーパミンが多く分泌されるという事です。

つまり

白髪が生えている事に嫌悪感がある人ほど、抜くのを楽しいと感じやすい

辛い物を食べている時に似ている

人は痛みやストレスを感じると、和らげるために脳内でエンドルフィンが分泌されます。

エンドルフィン(endorphin)は、脳内で機能する神経伝達物質のひとつである。内在性オピオイドであり、モルヒネ同様の作用を示す。特に、脳内の「報酬系」に多く分布する。内在性鎮痛系にかかわり、また多幸感をもたらすと考えられている。そのため脳内麻薬と呼ばれることもある。

出典元:エンドルフィン – Wikipedia

多幸感をもたらすと言っても、許容範囲を超えれば痛みなどの嫌悪感が上回ります。

これには個人差があり、辛い物を食べる時が分かりやすいです。

辛さは味覚ではなく痛覚(痛み)で、人によって好きな辛さレベルは異なります。

辛い物を食べる時
耐えられる辛さ
クセになる
耐えられない辛さ
拒絶

もちろん辛さ以外に、味の好き嫌いも影響します。

白髪を抜くことに当てはめると、その人にとって抜く痛みが許容範囲内かがポイントになります。

許容範囲内であれば辛い物を食べる時と同様、クセになって楽しいと感じる事は不思議ではありません。

つまり

白髪を抜くのが楽しい場合、痛みよりエンドルフィンによる幸福感の方が大きい

スポンサーリンク

かゆいのはエンドルフィンの増加が原因

白髪は地毛色の髪と比較して太かったり、表面の感触が異なることで痒くなりやすいです。

しかし、抜いた後にかゆみが起こる場合、エンドルフィンの増加が原因かもしれません。

エンドルフィンは鎮痛剤のモルヒネと同じ働きがあります。

モルヒネの副作用にかゆみがあり、エンドルフィンの増加で同じことが起こると考えられています。

白髪探しを辞められない人は抜毛症

毛を抜くことを辞めたいのに辞められない「抜毛症」という病気があります。

「白髪が嫌だから抜く」ではなく「抜くために白髪を探す」という人は注意が必要です。

抜くことが楽しいかは関係なく、抜毛症の診断ポイントは下記の3つです。

脱毛が生じるほど毛を抜いている

毛を抜く行為を何度も減らそうとしたり、やめようとしたりしている

その行動のために大きな苦痛が生じているが、日常生活に支障をきたしている

出典元:抜毛症(抜毛癖) – 10. 心の健康問題 – MSDマニュアル家庭版

癖の領域を超えてしまっている事がわかります。

中には、自分以外の人やペットの毛を抜いてしまう人も居るようです。

白髪の量が多いのに探して抜くのが辞められない場合、脱毛が生じて抜毛症と診断される可能性があります。

重症度は人それぞれで、ストレスなどの心理的要因によって症状が起こるとされています。

根拠として、6年間抜毛癖の治療を受けた63人の患者を調査した所、心理的要因も改善していたようです。

Significant mean improvement was found on measures of hairpulling, depression, anxiety, self-esteem, and psychosocial functioning.

【Google翻訳】ヘアプル、うつ病、不安、自尊心、心理社会的機能の測定値に有意な平均改善がみられました。

出典元:Retrospective review of treatment outcome for 63 patients with trichotillomania – PubMed

ヘアプルは誤訳で、毛抜きの事です。

白髪に限らず毛を抜くのを辞められない人は、一度専門医に見てもらった方がいいと思います。

毎日抜きすぎてハゲたら復活するのか

毛根の構造や細胞の動きがわかる断面図

髪は毛根の毛包(もうほう)という所で、細胞によって作られています。

髪を作るスタート地点となるのが毛包幹細胞です。

ポイント

毛包と毛包幹細胞が残ってさえいれば、また髪が生えてくる可能性がある

白髪を抜くとハゲる理由については、下記で詳しく解説します。

>>白髪を抜くとハゲるのか?【根拠あり】

抜き続けた期間などが影響し、脱毛していた部分が回復するケースは珍しくありません。

楽しいので他人の白髪を抜きたい場合

自分のではなく、他人の白髪を抜きたいという人も居るかと思います。

ただ、白髪を抜いてとお願いされる事は、通常多くありません。

抜きたいのであれば、そういった職につく必要があるかと思います。

白髪抜きサービスのバイトについて

白髪をピンセットで抜く店は存在します。

バイトをする場合、資格の必要性については微妙な所です。

白髪を抜くという行為が「脱毛」か「美容・理容」にあたるのか、明確に定義分けされていないからです。

詳しくは下記で解説しています。

>>白髪を抜く店やサービスとは?【どんな所】

まとめ

白髪を抜くのが楽しい場合、脳内に分泌されるドーパミンとエンドルフィンの影響が考えられます。

辛い物を食べる時に似ており、抜く痛みがクセになって楽しいと感じている可能性があります。

楽しいに留まらず、白髪を探して抜くのが辞められない場合は抜毛症の可能性があるので注意が必要です。

抜き続けると毛が完全になくなる事もあるため、症状があれば早めの受診をおすすめします。

スポンサーリンク